欧米の家庭料理をモス流にアレンジ

 モスフードサービスは新商品の「マッケンチーズ&コロッケ」を全国のモスバーガーで2月10日発売する。欧米の代表的な家庭料理「マッケンチーズ」を和惣菜のコロッケと組み合わせ、特製ミートソースでモス流にアレンジした。「日本人の約88%がまだ知らないチーズ料理」をうたい、これまでにない味わいの斬新なハンバーガーとして驚きと好奇心を喚起する。3月下旬までの期間限定商品。

 「マッケンチーズ」はマカロニ&チーズの略で、茹でたマカロニやチーズを絡めた料理。欧米ではなじみ深いが、同社の調査によれば日本人の約88%が知らないという。そこで欧米の家庭の味を日本風にアレンジし、テイクアウトに強い商品設計にした。

「マッケンチーズ&コロッケ」と「ネーブル コーラ(ネーブルオレンジ果汁0.4%使用)」

 ポイントはチェダーチーズやゴーダチーズを使った濃厚チーズを、熱々のコロッケにのせた特製ミートソースの上から「これでもかというぐらい」(商品開発担当者)たっぷりとかけ合わせたこと。チーズソースの隠し味には紀州南高梅の梅肉ペーストを入れ、チーズの味わいを引き立たせた。仕上げに粒マスタードを効かせることで全体の味が締まり、最後まで飽きずに食べられるようにした。

 熱々でボリューム感満載のハンバーガーは寒い季節にマッチし、外出を控えたいというテイクアウト需要の拡大に貢献しそうだ。開発担当者は「今までモスバーガーになかった味わい。新たな客層にも訴求できる」と期待を示す。436円(税別)。

 このほか「ネーブル コーラ(ネーブルオレンジ果汁0.4%使用)」も同時発売する。「マッケンチーズ&コロッケ」とのセットメニューとして開発した。

 甘みの強い瀬戸内産のネーブルオレンジとレモンを使ったシロップをコーラで割った。果汁だけでなく、果肉と果皮を使うことで風味を増し、すっきりとした味わいに仕上げた。さらに国産の温州みかんの「さのう(粒)」を加えて、ツブツブとした食感をプラスした。Sサイズ213円、Mサイズ269円、Lサイズ334円(いずれも税別)。