鴻池運輸は新規事業として、冷凍水産物の販売をこのほど開始した。三陸産のかき、ほたてを現在提案している。それぞれ三陸で水揚げし急速凍結後、超低温で保管し、同社が得意とする低温物流のノウハウを生かしユーザーに通年で届ける。そのために必要な冷凍技術は、東京海洋大の鈴木徹教授が監修し「加熱用だけでなく、生食用の提供も実現した」(同社)。この新規事業は、東京有明で7月19日〜21日開催したジャパンインターナショナルシーフードショーで紹介した。
鴻池運輸が提案する冷凍かき
シーフードショーでは鴻池運輸をはじめ物流関連業者による商品・機能提案が目立った。
日通商事は雪状海水氷「sea snow」を提案した。
一般的な海水氷を使うのに比べ「雪状海水氷は浸透圧の作用で、鮮魚の高鮮度保持期間を飛躍的に伸ばせる」(同社)。相性の良い冷凍ストッカー「Kuraban」と併せて紹介した。
日通商事は雪状海水氷を提案