ダイフクはエリア管理システムを開発し、日本品質保証機構(JQA)から生活支援ロボットの国際安全規格ISO13482:2014の認証を取得した。
同社は2011年度から「生活支援ロボット実用化プロジェクト(2009-2013)」に参加し、「安全技術を導入した配送センター内高速ビークルシステムの開発」を行ってきた。
従来のビークルに比べ約3倍の200m/minで走行する高速ビークルを開発する中で、その安全性を高めるために「エリア管理システム」もあわせて開発した。
エリア管理システムは、UWB(Ultla Wide Band、超広域帯無線)による位置計測により、センター内の作業者やフォークリフトの位置をリアルタイムに計測し、ビークルの走行速度をコントロールすることにより、安全を確保する。
エリア管理システムの安全性の検証は味の素物流の館林物流センターを借り、実作業中にビークルを走行させるなどして行った。
ISO13482は今年2月1日に新たに発行された規格で、認証取得は同規格発行後、世界で初めてという。