一風堂の「プラントベース赤丸」が復活、オンライン販売も

 博多発祥のとんこつラーメン店「一風堂」を展開する力の源ホールディングス(福岡市、河原成美社長)は動物性食材を一切使用しない「プラントベース赤丸Ver.2.0」を国内11店舗で12月4日から販売する。今年2月に期間限定で販売した「プラントベース赤丸」をリニューアルした。今回は一風堂のオンラインストアでも販売する。

 おいしさのカギを握るスープは前回と同じく「コク深豆乳」を使い、昆布だしやポルチーニ茸などを隠し味に加えて、とんこつラーメンのようなコク深い味わいとうま味のあるスープに仕上げた。麺は小麦粉のほかに食物繊維や全粒粉などを使っており、なめらかなすすり心地と歯切れの良さが特長。今回はプラントベースのスープと相性が良い麺を自社開発した。

 改良を加えたのは豆類で作るチャーシュー風のトッピング。ひよこ豆など3種類の豆、高野豆腐、大豆ミート、刻みれんこんなどを使用した。ふんわりとした食感の中に刻みれんこんの歯ごたえを加えることで、食感の違いを楽しめるよう工夫した。

         動物性食材不使用の「プラントベース赤丸Ver.2.0」

 店舗ではしょう油やガーリックオイル、オリーブオイルを塗り、バーナーで炙ってからラーメンに載せて提供するため、香ばしさもほんのり感じられる。トッピングはこのほかに3種類のきのこをソテーした「きのこMIX」、ねぎ、もやし、辛味噌、香味油を使用している。店舗での販売は期間、杯数限定でなくなり次第終了。1100円(税込)。

 前回の「プラントベース赤丸」の販売時は反響が高く、終売後も再販や通販を求める声が多く寄せられたという。そこで今回は乾麺タイプの「一風堂プラントベースラーメン白丸・赤丸(2人前)」をオンラインで販売する。店舗でも使われる「香味油」と「辛味噌」を1袋ずつ同封しているため、プラントベースの「白丸」と「赤丸」を1食ずつ味わうことができる。販売は12月4日午前10時から。1080円(税込)、送料別。

            チャーシュー風のトッピングイメージ