日本製粉、環境報告書を発行
　　食品部門の環境目標も設定

　日本製粉は「社会・環境報告書2008」を発行した。社会パートと環境パートの２部構成。
　地球環境については省エネ・廃棄物削減などの環境保全への取組みを紹介している。

　社会的側面では食の安全・安心への取組みや情報開示がよりいっそう求められていることから、巻頭特集「食の安全へのこだわり」で食材メ−カ−としてのサプライチェ−ンにおける食の安全への取組みを多くの写真や挿絵を使って説明している。
　さらに、2008年度から京都議定書の実行期間に入ったことから、従来の小麦粉製造部門の環境中期目標に加えて、ニップン冷食など食品製造部門におけるＣＯ2排出原単位を「2012年度に2003年度比４％削減する」といった新たな環境中期目標も設定した。
　社会性については、５つのステ−クホルダ−別に活動を紹介し、果たすべき責任を明確にしている。

　前年までの報告書に比べて文字を減らす一方、写真や見出しを大きくして読みやすくした。