アクティブソースの株式を取得

 トリドールホールディングスはひとりでも気軽に楽しめると人気の大衆酒場「晩杯屋」などを運営するアクティブソースの株式を取得し、グループ化する。トリドールが目標とする2025年に国内2000店舗体制を実現することが目的。
 アクティブソースは今まで難しいとされていた大衆酒場の多店舗化に成功し、昨年は外食アワードを受賞した。主力業態である「晩杯屋」は、2009年に武蔵小山店(東京都品川区)に1号店をオープンして以来、東京都内を中心に首都圏で31店舗を展開している。
 増加する単身世帯やシニア世帯が独りでも気軽に楽しめる時代のニーズに適合した店作りを行っている。多くは立ち呑み形態で、おいしさとボリュームにこだわった数多くの100〜200円のフードや、500円以下のドリンクを提供している。
 「晩杯屋」は小規模でも出店できることから出店立地の選択肢は広く、従来のトリドール運営業態では出店できなかった場所でも出店できる。これまで開拓してきた出店候補地の情報を有効活用できるとみられる。
 今後はトリドールグループの資金力、購買力、店舗開発力を加え、出店速度を一層加速する。早期に国内500店舗の展開をめざす。