寺岡精工はコンパクト化と高圧縮率を実現した小型ペットボトル減容回収機「Bottle Squash」を上旬から発売する。新開発の圧縮機構によって高さ1100mm×幅650mm×奥行き500mmとコンパクトボディを実現した。設置スペースが従来の約1/2で済むため、コンビニやドラッグストアなどの店頭、店内に無理なく置ける。
ペットボトルの処理はプレ裁断圧縮方式を採用し、切れ込みを入れることで形状が復元するのを抑えるだけでなく、リサイクルの過程でフレーク(薄片)にする際の裁断機の刃への負担を軽減した。
圧縮の際にはプラスチック量の多い飲み口部を残すため、廃 ボトルを飲料用として再使用する循環システム「ボトル to ボトル」につながる。「質の高い効率的な資源回収が可能になる」(同社)。また、圧縮率を1/3以上に高めたことで、500mlの空ボトルの場合で約150本まで収容できるという。
使用方法は、コンビニなどの利用客がポイントカードを回収機のリーダー(読み取り面)にかざすと投入口がオープン。空ボトルを入れるだけで、1分あたり約10本の処理スピードで圧縮される。ボトル内に飲み残しがあると内蔵した秤で重さを感知し、ブザーで通知する機能も備える。
今月7日からは東京都、埼玉県内のセブン-イレブン300店舗に順次導入されることが決まっており、利用客がnanacoカードをかざしてボトルを投入すると数日後にポイントが加算される仕組みも整えた。
同社ではボトルの回収率アップが期待できるとしている。196万円(税別)、約145㎏、対象容器は2Lまでの飲料用ペットボトル。7日から開催される「エコプロ2017」に展示、実演する。
小型ペットボトル減容回収機
「Bottle Squash」