ニチレイロジグループ本社が51％出資する中国の上海鮮冷儲運有限公司は、既設棟の保管能力がひっ迫しているため、隣接地に３温度帯対応の物流センターを増設する。来年４月から増設物流センターを稼働の予定。
ニチレイロジグループは上海鮮冷儲運有限公司を2004年３月に設立し、中国・上海で物流事業を展開している。主要得意先である日系企業の事業拡大に伴い物量が増加しており、今後も物量の増加や配送エリアの拡大が見込まれるという。そこで保管・配送機能の拡充を図るため、既設センターの隣接地を確保できたのを機に増設を決定した。10月18日に着工。来年４月中旬に稼働開始予定。
延床面積2815�屐�設備能力3900ｔで、内訳は冷凍2530ｔ、冷凍冷蔵780ｔ、常温590ｔ。３温度帯保管に対応することで「更なる物流品質の向上、安定化を実現する」（ニチレイロジグループ本社）。総投資額約１億8000万円。
自社車両台数も増強し、上海地区での配送頻度を向上させるとともに、蘇州・杭州への輸送も強化し、サービス範囲の拡大を図る。
今回の増設に伴う今後の売上げ見込みは、2016年度目標８億円。