水産業復興に40億円支援

 カタールは東日本大震災被災地の水産業復興を後押しするため、「カタール フレンド基金(QFF)を通じて約40億円を支援する。

第1弾は女川町の水産加工施設再建

 第1弾として、宮城県女川町の多機能水産加工の再整備事業に約20億円を助成する。10月の操業開始を目指す。約3310人の雇用創出と約673億円の経済効果を見込んでいる。
 同国は東日本大震災発生直後、LNG(液化天然ガス)やLPG(液化石油ガス)を提供している。昨年11月に約80億円の資金提供を表明し、2012年1月〜2014年12月までの3年間にわたり「カタール フレンド基金」を通して▽水産業▽教育▽健康――の3分野で支援することを決定している。