コンパクトな箱詰め装置、“オールイシダ”のライン構築

 イシダは新製品の「オートケーサー」のほか、「光学式かみこみ検査機」、X線異物検出機、金属検出機、ウェイトチェッカーなどをFOOMAで出展している。

オートケーサーに関心を寄せる来場者

 新製品の「オートケーサー」は自社開発のパラレルリンク機構を搭載し、従来機では難しかった多様な積み方が可能な箱詰め装置。省人化だけでなく、コンパクトな本体により生産現場の省スペースにも貢献する。会場では、同社が誇る高精度組み合わせ計量機や縦ピロー包装機、検査機器と連動した“オールイシダ”製品で構成する食品製造ラインのトータルメリットを実演により披露している。
 初出展の「光学式かみこみ検査装置」は、商品の品質低下を招く包装品のシール不良を検査する装置。これまでのX線異物検査で培った技術と進化した画像処理技術の活用で、シール部のシワや商品の割れ・欠品をはじめ、背張りと横シールの重なり部への噛み込みも高精度で検査する。また検査部と操作部が独立したモジュール設計のため、ユーザーのニーズに合わせたレイアウトも可能にしている。

 フードエンジニアリングタイムス(FEN)2014年6月11日号掲載