「両面フラット」ベルト
ハバジット日本（横浜市、瀧波厚子社長）は搬送ベルトのクリーンドライブシリーズに「両面フラットタイプ」２品種を追加、22日から発売開始した。
従来品はベルト全幅に一体成型された駆動歯とスプロケットによるポジティブドライブ方式のみだったが、「今回の両面フラットタイプの導入によって、食品製造現場で幅広く使用されている樹脂ベルトから、改造なしでベルト交換が可能となる」（同社）。
ウェット環境への導入が急速に進んでいる
新製品の「両面フラットタイプ」は２�个硲貝亳�の２種類。どちらも容易にベルト交換できる。ベルト搬送面と裏面は均質で開口部がないため、食品の残渣や汚れが落とすやすく、細菌の繁殖リスクを大幅に削減する。また耐湿熱タイプの燃可塑性ポリウレタンとアラミド心線を一体成型しているため、水洗浄するラインでも水分や油の浸透による繊布の膨潤や化学品の影響による層間剥離がない。
15�亟岾屬妊▲薀潺豹汗�と一体成型してあり、これにより負荷を受けた時のクリープや伸び、熱水洗浄時の熱膨張の問題を解消。耐久性が飛躍的に向上した。またベルトのエッジ部も完全にシールされており、樹脂ベルトのようなエッジ部からの糸ほつれの心配がない。専用ツールの利用でベルトの溶着が素早くでき、平滑でなめらかに仕上がる。
クリーンドライブシリーズは、食品工場における“洗浄性”をテーマにハバジットが開発したベルト。2011年７月の導入以降、「水や油を多く利用し、過酷な高頻度洗浄を必要とするようなウェット環境への導入が急速に進んでいる」（同社）という。