飲食店支援事業を拡大

 ぐるなびは飲食店の業務支援を目的にPOSレジシステム「ぐるなびPOS+(ポスタス)」を4月25日発売した。
 飲食店に必要な機能に特化したPOSレジシステム。販売管理や商品出数分析などの機能に加え、飲食店向けのオリジナルな機能として、来店客の売上げ、客単価、注文点数、注文商品を席単位で分析できる。飲食店に必要な機能、オーダーエントリーシステムも高機能な専用機と同等のレベルで利用できる。
 導入後は、飲食店向けに開催する「ぐるなび大学」でPOS活用のノウハウや分析手法のセミナーを指導。365日対応のコールセンター、駆け付け保守無制限のサービスなど、個店から大規模チェーン店まで経営支援サービスを提供する。

       ぐるなびPOS+

 既存POSシステム(PC-POS)は高機能高価格なので、小規模事業者のニーズに合うシステムが探しにくく、タブレット型POSシステムは安価であるもののオーダーエントリーシステムなど、飲食店が必要とする機能実装や、営業中に通信が切れないなどのプロダクトの信頼性、タッチパネルの反応や使いやすさに応えられるサービスや製品がなかった。
 今回、ぐるなびはインテリジェンスビジネスソリューションズ(=IBS)が開発・提供する、飲食業向けのクラウド型モバイルPOS「POS+(ポスタス)」と連携した。販売・契約をぐるなびが行い、カスタマイズを含む開発・設置・サポートをIBSが行う。

 ぐるなびは「世界に誇れる日本の食文化を守り育てる」という企業使命を掲げており、21年間蓄積したユニークユーザー6100万人の閲覧履歴や行動履歴、加盟店約16万店の正確な一次情報を掲載した飲食店情報、飲食店と深い絆を持つ1000人のサポート体制から得られる情報をノウハウとして活用し、飲食店の集客や販促に関わる支援を行ってきた。
 これらのノウハウとICTを活用した飲食店の支援事業の拡大を目的に、業務支援サービスを本格的に開始。第1弾として、POSレジシステムの提供を始めた。
 ぐるなびは「ぐるなびPOS+」の機能に決済や予約システムなど、飲食店のニーズに合わせ各種拡張に取り組むことで、業界No.1のPOSレジサービスをめざす。これまでのノウハウとICT、レジ決済のデータを活用して飲食店のさらなる販促支援と、新たな業務支援事業を展開する。