FOOMA開幕「ユーザーとともに食生活・食文化を創造」

 「FOOMA JAPAN2014」が東京ビッグサイトで10日開幕した。開会式で挨拶した日本食品機械工業会の林孝司会長は「食品機械は国民の一番大切な食生活を確保する産業だと自負している。食品機械を通さずして、食卓にのぼることはないと考えている。私たち出展社はユーザーを通して、食生活・食文化を提案するとともに、安全安心を確保していきたい」と語った。

       林会長

 また、「会期中は出展社のすばらしいパフォーマンスをはじめ、産・学・官の交流の場であるアカデミックプラザや、セミナー、シンポジウムなど企画が盛りだくさん。食に関する最新の技術を体感できるFOOMAを、情報収集の場、ビジネス交流の場として活用していただきたい」とし、多くの来場を呼びかけた。
 開会式には来賓として経済産業省製造産業局産業機械課の須藤治課長、EHEDGのクヌート・ローレツェン会長らが出席した。
 「FOOMA JAPAN2014」は668社が出展。13日まで開催している。

(写真左から)吉比正弥展示会実行委員会副委員長、櫻澤誠委員長、林会長、須藤課長、
ローレツェン会長、増田文治副委員長

併催行事が充実

 今年のFOOMAは多彩な併催行事も見どころの1つ。
 例年好評の「アカデミックプラザ」のほか、輸出に関心を持つ企業に対して「グローバルスペース」を設け、海外機関や駐日外国大使館などが各国の最新情報を提供する。「日食工コーナー」では、国際規格に対応した制御盤モデル(国際規格対応と北米UL規格対応)を展示する。
 「ビジネスフォーラム」では服部栄養専門学校の服部幸應理事長・校長と料理評論家の山本益博氏が「和食の未来」をテーマに対談形式で講演する。集中して聴講できるように開始時間を展示ブース閉館後の午後5時としている。
 また、毎回好評の「EHEDGセミナー」、「AIB FOOMA特別講演会」、「美味技術学会シンポジウム」なども開催される。

 フードエンジニアリングタイムス(FEN)2014年6月11日号掲載