高解像度での印字検査をより簡単に

 オプテックス・エフエーは印字検査用の文字認識画像センサ「MVS−OCR2シリーズ」を3日発売する。食品製造ライン上で賞味期限の日付印字検査を主な用途とした文字認識タイプのカメラユニット。

     画像センサ「MVS−OCR2シリーズ」

 同社新製品である「FASTUS(ファスタス)」の第3弾。2008年に発売した「MVS−OCRシリーズ」の後継機種として、標準価格を据え置きつつ、読取り能力と操作性を向上した。
 イメージセンサのメガピクセル化により、従来比8倍の解像度と2倍以上の撮影視野を実現し、段ボールなど広い範囲の印字や小さな文字の読取りに威力を発揮する。またアルゴリズムの改良により、暗い環境や色地上の文字での印字抽出能力を高めた。
 操作性では、従来機で5段階のセットアップ工程を3段階に減らし、簡単設定と立ち上げ時間の短縮につなげる。
 カメラに接続するコントローラは従来機と共通機種(MVS−DS)。標準価格29万8000円(税別)。