十勝物流センター稼働
ニチレイロジグループはニチレイ・ロジスティクス北海道（中村俊文社長）の十勝物流センター（高橋誠所長）を北海道河東郡音更（おとふけ）町の音更町ＩＣ工業団地に完成、11月１日稼働開始した。
ニチレイロジ北海道で７番目の拠点
帯広から北へ６km。北海道横断自動車道・音更帯広インターチェンジに隣接している。土地１万5060�屐�鉄骨造平屋建て構造で、２階に事務所や会議室、食堂兼休憩室などを設けた。延床面積5485�屐�
冷蔵保管能力は8140ｔ（ＦＣ級1100ｔ、Ｆ級7040ｔ）。保管庫は４段積が可能（高さ6.4ｍ）。接車バース13基。投資額は土地代を含め11億3400万円。
北海道十勝地区が加工食品を含めた農畜産物の一大産地であることから、ニチレイロジグループでは首都圏や関西向けだけでなく、海外への食料品の輸出面でも一大供給源として大きく成長する可能性があるとみている。
新センターは地域産品を開拓することにより幹線輸送を拡大。道東方面への輸配送の効率化の推進をめざして開設した。貨物は冷凍食品、冷凍野菜が主体。生鮮のじゃがいもや玉ねぎ、冷凍カット野菜のスイートコーン、長いも、枝豆、かぼちゃなどだが、日本有数の酪農地帯であることからバター、チーズなどの乳製品も視野に入れる。
保管庫はフローズン帯、チルド帯の温度切り替えが可能。荷捌き室は1352�屬塙�めに確保した。
トラック輸送運輸の長時間労働の軽減対策として、札幌地区から東京地区へのスイッチセンターの機能を有しており、24時間・365日対応。施設内にシャワー室と簡易ベッドを備えたドライバー休憩室を設けており、無料提供する。
道内運送事業の拡大と規制強化への対応を両立させる新センターとして注目される。