工具など間接材の通信販売事業を展開するMonotaRO(モノタロウ、兵庫県尼崎市)は、顧客の中小製造業1万4000社を対象に実施した「大手企業の生産の国内回帰」について、中小製造業への影響を問うアンケートの集計結果を7日発表した。
集計結果によると、全体の31%のユーザーが国内回帰の影響を感じており、49%が今後の影響を予測していることがわかった。このうち50%が「既存取引先との取引量の増加」を見込んでおり、「新規取引先の拡大や取引量の増加」を見通している企業も25%あった。
国内回帰の影響に対する対応としては、「調達方法の見直し」が最も高く(37%)、間接資材の調達では40%のユーザーが「ネット通販を利用する」と回答した。