餃子を1工場で集中生産

 西友は惣菜売場で販売している「焼餃子」をリニューアルして先月26日から、全国370店で発売開始した。皮や具材をグレードアップし、惣菜子会社若菜の東京工場(千葉県市川市)で集中生産し、生産効率の向上を図った。販売目標は昨年比50%増。
 具材に使う野菜を増量したほか、野菜と肉を煮出したダシを加えて旨味と甘みを強めた。皮は小麦粉の配合量を増やし、歯切れのよい食感に改良した。
 皮・具材作りから成型まですべての工程を自社で完結させ、低価格販売を実現した。肉は、自社の畜産加工センターで精肉をカットする際に出る切り落としを使う。品質を維持しながら、原材料費の削減を図った。工場で急速凍結して全国の店舗に配送する。
 税抜き価格は5個入り158円、10個入り298円、15個入り398円。野菜を増量したため、5個入りは15円、10個入りは14円、15個入りは34円、それぞれ値上げした。

リニューアルした焼餃子