グリーン電力を表すマーク
味の素AGFは「グリーン電力証書」発行事業者の日本自然エネルギー(株)とこのほど契約を締結し、本社や営業拠点の全使用電力を対象にした「グリーン電力証書」を購入した。年間の全使用電力(約80万kWh)を100%グリーン電力化する。契約期間は2021年3月まで。
AGFは証書に記載された電力相当量のグリーン電力を利用したとみなされ、グループのCO2排出削減量に充当できる。同社は「ブレンディの森」づくり活動として、鈴鹿山麓(三重県)と赤城山南麓(群馬県)で2014年から森林整備に取り組んでおり、今回の証書購入と併せて「バイオサイクルの持続性に寄与する」としている。
グリーン電力は自然エネルギーで発電された電力の環境付加価値を発行事業者が発行する「証書」を介して取り引きする仕組み。証書は第三者機関の認証を得る必要がある。購入企業はグリーン電力を使ったとみなされ、自主的なCO2削減目標の達成に利用できる。
また、支払った費用は発電設備の維持や増強に使われる。