神戸物産は間伐材など未利用木材を使用した木質バイオマス発電を、北海道の釧路白糠工業団地で2017年4月をめどに稼働させる。
木質バイオマスの廃電温水を使い、未利用資源の早生木ヤナギをおが粉菌床とし、椎茸などキノコ栽培に石炭、石油などの化石燃料を使わない新規農業が可能となる。
同社は地熱発電に将来性があると判断し、資源エネルギー庁のデータのもと、大分県九重地域を中心に土地購入を3年前から続けてきた。
九重町では、地熱発電事業用の新会社を2013年5月に設立。地熱発電事業の掘削技術を社内で構築し、EPCとO&Mのシステムネットワークをつくり上げた。「地熱発電量 民間企業日本一」をめざし、2017年度までに地熱発電事業として経常利益50億円以上をめざしている。