福岡県古賀市に新センター開設、輸出入の拠点にも

 東京デリカフーズは福岡県古賀市に九州事業所(九州FSセンター)を27日開設した。全国各地のデリカフーズグループの事業所へ青果物を供給する生産・流通拠点となり、グループシナジーを活かした調達が可能となる。

新センター外観

 野菜の入荷・加工・流通過程をすべて低温で維持する「コールドチェーン」を徹底するため、センター内は完全5℃で管理し、新鮮で安全安心な青果物を365日提供する。
 主に九州地区の青果物を、東京、名古屋、大阪の各事業所や顧客に提供し、また本州の青果物を九州地区に供給するという相互供給が可能となり、端境期や気象条件の変化に、より対応した青果物の集出荷が可能となる。
 また、TPP参加に対し、九州地区はアジアの玄関口としての需要を見込んでおり、将来的にはアジア諸国との青果物を輸出入するための拠点として位置付けている。

 デリカフーズグループはカット野菜やホール野菜を手掛ける大手メーカー。産地から野菜を入荷し、365日体制の物流網で、ファミリーレストランやファストフード、コンビニエンスストアなどに野菜を提供している。