コロナ禍で需要増えるカット野菜に焦点
食品工場の容器洗浄機でシェアトップのクレオ（東京都中央区、名倉豊夫社長）は、冷食ＪＡＰＡＮと同時開催の「フードセーフティジャパン」に野菜洗浄殺菌システムの「炭酸次亜水生成システム」のほか、「野菜原体浸漬殺菌機」、「流水式野菜洗浄機」を出展している。
「炭酸次亜水生成システム」は食品添加物として使用が認められている次亜塩素酸ナトリウムを炭酸水で希釈する殺菌水生成装置。電解タイプと違う希釈・混合タイプのため、�…稠仕戞�短時間で殺菌力を発揮、��濃度、pHの調整幅が広い、�Ｅ填砲覆匹慮魎紘�品が発生しない――などのメリットがある。
炭酸水の生成では炭酸ガスと水を効率良く混合（撹拌）する方式を採用しており、ガス溶解率を安定させることでpHも安定するほか、無駄なガス消費量を抑えてランニングコストを低減する。
「炭酸次亜水生成システム」
独自機構の野菜洗浄機
「野菜原体浸漬殺菌機」は工場に入荷した野菜を原体のまま炭酸次亜水と野菜洗浄剤に浸漬して洗浄殺菌する。野菜をコンテナにセットしてボタンを押すだけで、自動で殺菌水に沈める。さらにコンテナを上下に揺らし、重なり合った野菜の間にも殺菌水がしっかりと浸透する仕組みにした。
「流水式野菜洗浄機」は野菜を入れたバケットが連続反転する方式を採用した。ソフトな水流で野菜を傷めず、洗浄、殺菌する。すすぎは常にきれいな水を使用したワンウェイで処理するため、高い衛生性を実現する。
コロナ禍による衛生意識の高まりで、カット野菜の需要が拡大しており、同社は３機種を組み合わせた洗浄殺菌ソリューションをコンビニベンダーやカット野菜工場向けに提案強化する。