スチコンの最小ユニットが独デザイン賞

 業務用厨房機器メーカー、ラショナル社(本社ドイツ)の小型スチームコンベクションオーブン「SelfCookingCenterXS」が2018年度ジャーマン・デザインアワードを「キッチン」部門で受賞した。
 大型モデルと同じ性能と効率を保ちながら、大幅に小型化した秀逸なデザインのおかげで厨房設計の幅が広がる点が評価された。
 「SelfCookingCenterXS」は奥行555mm、幅655mmと同社の「ラショナル」シリーズで最小のユニット。
 ラショナル社で技術部門を担当するペーター・ウィーデマン取締役は「高い生産基準が表彰されたことは今までもよくあったが、デザインに関して表彰されたのは初めて。受賞は(デザインを担当した)ブッセ・デザイン社の素晴らしいサポートも反映している」とコメントしている。
 同アワードはドイツの造形協議会が、革新的な製品やプロジェクトとそのメーカー・制作者を毎年表彰している。2000件弱の申請の中から審査を勝ち抜いてノミネートされた「SelfCookingCenterXS」を、43名のデザイン専門家で構成する審査委員会が評価した。
 授賞式はドイツ・フランクフルトで来年2月9日開催される。

 通常タイプに比べてコンパクトに設計した
 「SelfCookingCenterXS」(右)