リサイクル容器を使ったミニトマトパック

 食品容器大手エフピコのグループ会社、エフピコチューパ(東京都新宿区、平田光史社長)はリサイクル素材のエコA-PETを使ったミニトマトパックの新製品「YTRシリーズ」をこのほど発売した。サイズは好みの量目に合わせて選べるよう100〜300gまで9種類を用意したほか、すべて本体透明と黒(窓付き)の各2種類を取り揃えた。

 ミニトマトの陳列に使われる包材は様々あるが、機能性と作業性の高さから「ミニトマトパック」と呼ばれる製品が長く使われてきた。エフピコチューパはミニトマトパックの形状・素材・サイズを今一度見直し、機能性と作業性は維持しつつ、見栄えにこだわって「YTRシリーズ」を開発した。

   リサイクル素材のエコA-PETを使ったミニトマトパックの「YTRシリーズ」

 容器の無駄を徹底的に排除し、ミニトマトがジャストフィットする形状にしたことでボリューム感を演出する。自動包装機に対応しており、省人化を進めている生産現場が導入しやすい。

 さらに、素材に使用するエコA-PETは使用済みPETボトルや食品トレーを回収し、透明容器に再生したもので環境貢献度は高い。バージンPET(非リサイクル品)に比べてCO2排出量を30%削減するほか、農産パックでは初となる「エコマーク」(日本環境協会)認定を取得している。