日冷倉協伊藤会長「問題対応を継続」

 日本冷蔵倉庫協会(伊藤滋会長)と東京冷蔵倉庫協会(吉川光太郎会長)は新年賀詞交歓会を都内ホテルで10日開いた。国交省をはじめ関連各団体の来賓を含め、500名以上が参集した。

      伊藤会長

 日冷倉協の伊藤滋会長は年頭にあたって「昨年は一般社団法人に移行し、協会創立40周年を迎えた。会員にとっての協会の存在意義と、社会における協会の存在意義をいかに高めていくか。そのための協会組織のあり方や活動の内容、方向性を会員の皆様とともに考え、一歩一歩進めていきたい」と挨拶。また、「冷蔵倉庫業界が直面する電力料金の値上げに伴うコストアップ問題、冷媒問題、施設の老朽化問題などに引き続きしっかりと取り組んでいきたい」と語った。
 東冷倉の吉川光太郎会長は「これからの企業経営は『環境』がキーワード。冷蔵倉庫は特に電力に依存しているため、電力使用量の削減はCO2の削減につながる。ともに努力していきたい」と呼びかけ、高らかに乾杯の音頭をとった。
 国土交通省大臣官房の加藤由起夫物流審議官が来賓を代表して挨拶。「安倍政権の至上命題は景気回復。景気が強くなるためには物流が強くなければならない」と、冷蔵倉庫業界の発展に期待を寄せた。