コンビニ、チキン加工品を拡充

 コンビニエンスストアはレジカウンター周りで販売するチキン加工品のラインナップを引き続き拡充する。フライドチキンなどはこれまでおやつとしての需要が主流だったが、主婦層やシニア層がおかずとしても利用するようになっている。淹れたてコーヒーを含むカウンター周りのファストフードはコンビニの客単価を押し上げる原動力となっている。
 ローソンは“家飲み”に合うつまみとして「やみつき鶏」(税込168円)を3月3日発売する。皮が薄く、肉厚な鶏のもも肉を高温のオーブンでじっくり蒸し焼きにした。皮はパリッとした食感で、身はジューシー。まぶしにんにくと黒胡椒でインパクトのある味付けにし、一度食べたらやめられない“やみつき”になるような商品に仕上げた。7月には辛味をより強くしたタイプを発売する予定。
 ミニストップは人気商品「クランキーチキン」の新商品「辛旨味」(税込198円)を今月20日発売した。
 辛さのもとになる香辛料と白ごま、にんにく、醤油、しょうがに鶏肉を漬け込み、衣には細かく刻んだじゃがいもとポテト粉を配合した「特製パン粉」とブラックペッパーをまとわせ、和風系の辛さに仕上げた。店内で最終調理し、揚げたてを提供する。