洗浄の「見える化」と「省エネ」追求

 容器洗浄機メーカー、クレオは洗浄の見える化や機内の衛生維持管理、省エネルギーを追求した新型の内箱洗浄乾燥機「スーパーツイン」を出展する。

内箱洗浄乾燥機「スーパーツイン」

 洗浄機の洗浄温度、搬送速度、洗浄水の水圧、洗剤の濃度が操作盤で一目で確認でき、点検扉を開かなくても洗浄機内を見ることができる、「洗浄の見える化」を具現化した。スイッチ1つで機内を洗浄する装置も搭載しており、機内の衛生維持管理が容易になった。「これからの洗浄機は機内の衛生状態も管理することが欠かせない」(同社)という。
 省エネ対策として、排気と排水の排熱を使い、洗浄機で使う水を加温するシステムも搭載した。洗浄機と洗浄剤の両方をラインアップしている同社の強みを発揮している。

省エネタイプの流通コンテナ洗浄脱水装置も

 工場から小売店へ配送するために使うコンテナを大量に洗浄する際に最適な「流通コンテナ洗浄脱水装置」も出展する。洗浄した容器を高速で回転させ、遠心力で水分を飛ばすことで、乾燥で使うエネルギーが不要なため、従来型に比べて蒸気使用量を削減できる。
 ブロワを使用しないため、音が静かなことや、作業場が暑くなりにくいなど、ランニングコストの削減と作業環境の改善を同時に実現する。