FMI、コーヒードリップマシンなど新製品をPR

カフェトロンの従来機種。新型はホテレスショー
で披露する

 業務用調理機器の製造、輸入販売会社エフ・エム・アイは東京ビッグサイトで19〜22日開催される「国際ホテル・レストランショー2019」に新製品を多数出品する。中でもコーヒードリップマシン「カフェトロンCT-BR」は1984年から自社開発を手がけるカフェトロンシリーズの最新機種。数年ぶりのリリースになる。
 カフェトロンCT-BRは大型シャワーヘッドを採用するなど独自の蒸らし機構で挽きたての豆を均等に蒸らし、無圧力抽出で香り高いまろやかなコーヒーを抽出する。抽出温度は安定しており、蒸らしの時間や湯量を4分割まで設定できる。さらに特許出願中の独自技術でタンク内の温度ムラを低減した。
 使用できるボタンだけが点灯するほか、ファンネルが正しく設置されているか検知する機能や、抽出中はロックする機能を採用して安全性を高めた。自動ON/OFFタイマーは開店準備の作業負担の軽減、切り忘れ防止などにつながる。

二度揚げリフターでおいしさ向上

 全自動二度揚げ「スマートリフター」も新製品。油の温度を高性能ツインセンサーで測定し、AI機能が揚げ時間をコントロールして揚げ物を自動昇降する。揚げ物が一定温度に達するとカゴを上げて、余熱で揚げながら水蒸気を飛ばし、さらに油槽に投入して二度揚げする。余計な油を吸うことがないためカラッとしてジューシーなおいしさを実現する。
 油の劣化や使用量を抑えるほか、揚げ作業に付きっ切りになる必要がなく人手不足対策に貢献する。ガスでも電気でも既存のフライヤーに後付けできるため導入コストは抑えやすい。
 このほか、イタリア製の「チンバリーエスプレッソマシン」の新機種やスイス製の冷凍粉砕調理器「パコジェット」の後継機も展示する。

   全自動二度揚げ「スマートリフター」