新型火星人「CN570」を初出品

 レオン自動機は伝統和菓子から最先端のスイーツまで、付加価値の高い生産に欠かせない自動包あん機「火星人」シリーズをはじめとし、FOOMA初登場の最新機種も多数出展する。また調理食品、パン、ピザなど多彩な製品を生産する食品機械の実演を行なう。さらに、独自に集めた世界の食品サンプル、最新市場情報、試食サンプルも用意する。

       新型火星人「CN570」

 新型火星人「CN570」は抜群の包あん性能に加え、素材に優しい送り機構により、高品質な製品づくりが可能。様々な素材が使用できる汎用性の高さと多彩な成形機能により、これ1台でバラエティー豊かな製品がつくれる。
 新開発した「整流器」と「重合ノズル」の働きで、素材の練られや負荷による動性の変化を最小限に抑える。また使用する素材に合わせて最適な送り速度に調整できるため、デリケートな素材の持ち味を損なわないのが特徴。
 さらに新開発のインクラスター制御機能により、均一な皮まわりで美しい形状に包あん成形する。あんの間欠機能も標準装備しているので、薄皮製品から大物製品まで美しく包あんできる。
 操作画面はカラータッチパネル画面内に切り替え式のテンキーを採用。グループ分け製品登録が自由にできるので、製品の呼び出しが素早く行なえる。最大100種類の登録が可能。
 またシリンダー部、重合ノズルなどの改良で「生産後の素材の残量が従来機よりも約30%少ない」(同社)という。素材を投入するシリンダーはステンレス製。スクリューや整流器の駆動部に素材が直接触れず、衛生的にも優れている。
 三重包あん装置、固形物包あん装置、紙カップ供給装置、グラタンカップ供給装置、最中用ターンテーブルなどの成形オプションを使うことで、製品用途はさらに広がる。

成形オプションでハンバーグも

 ハンバーグの生産に最適な調理食品用成形オプションも紹介する。
 「タテヨロローラー」は縦・横に配置されたローラーで製品を小判型に成形する。3セットのローラーで段階的に成形することで、確実な成形を行なう。
 「成形コンベヤー」は二次成形用のタテヨコローラーを取り付けるためのコンベヤー。ローラーなどの生地に触れるパーツは簡単に取り外して洗浄できる。