木曽路グループの焼肉業態の1つ「くいどん」
(同社HPから)
しゃぶしゃぶ・和食店の「木曽路」を展開する㈱木曽路(名古屋市)は食肉加工販売の㈱建部食肉産業(同市)の株式100%を取得し、子会社化すると発表した。木曽路は焼肉業態の「じゃんじゃん亭」や「大将軍」、「くいどん」をグループで展開している。
木曽路は中部地区に焼肉業態の出店を今後広げる計画で、今回の買収は製造拠点を増やして食材の安定供給を図るとともに仕入れコストを低減するねらいがある。
建部食肉産業は1973年の設立。名古屋市守山区に本社工場、港区に港工場を構え、流通大手や学校給食、飲食店に販売している。
木曽路は千葉県を中心に「大将軍」、「くいどん」を展開する大将軍(千葉市)を昨年子会社化した。2022年3月期第3四半期(4~12月)の焼肉業態の売上げは「大将軍」、「くいどん」が合計で約35億5000万円(前年同期の対比なし)、「じゃんじゃん亭」は前年同期比20%減の約9億2000万円と時短営業や酒類販売の影響を大きく受けた。