ヤマトとANA、低温コンテナ共同開発

 ヤマト運輸(山内雅喜社長)とANA Cargo(岡田晃社長)の両社は冷凍・冷蔵の2室式コンテナの共同開発を開始する。両社長が都内で30日会見を開き公表した。
 冷凍・冷蔵の2室式コンテナの共同開発について、ANA Cargoの岡田社長は「冷凍品と冷蔵品を1つの航空物流資材で管理できるよう、ヤマト運輸と当社が蓄積してきたノウハウを基に、新たなコンテナの開発を始める」と説明した。
 現状は冷凍、冷蔵品を別々に運んでいるため、荷が少量でも冷凍品、冷蔵品それぞれで1つのコンテナを使用しているという。
「フローズン・チルドを併せて運びコントロールできれば物流効率が高まり、コスト低減等を図れる」(岡田社長)として、高品質な低温輸送実現に向けて具体的に動き出す。

ヤマト運輸の山内雅喜社長(左)とANA Cargoの岡田晃社長