調査会社の富士経済は、2015年のプライベートブランド(PB)食品を前年比4.1%増の3兆1084億円と予測。品質を重視した高付加価値型のPB食品の需要が拡大しているという。
PB食品は価格訴求により、量販店を中心に市場を拡大してきた。最近は、ドラッグストアやディスカウントショップ、ホームセンターなど業態を問わず開発が進んでおり、急速に存在感を高めている。コンビニエンスストアでは「個食」、「簡便調理」に対応した冷凍食品やパウチ惣菜を投入している。
ナショナルブランド(NB)食品より高い価格設定のPB所品がヒットする事例も出ており、大手量販店チェーンは高付加価値型PB食品の開発を急いでいる。