「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ」愛知で来年６月
出展申込み受付けを開始
日本食品機械工業会（海内栄一会長＝花木工業社長）は「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ2021（国際食品工業展）」を愛知県常滑市の「Ａｉｃｈｉ Ｓｋｙ Ｅｘｐｏ（愛知県国際展示場）」で来年６月１〜４日開催すると発表した。出展申込みの受付けを１日開始した。締切りは10月12日。
44回目を迎える今回は「発想力が食の未来を変えていく。」をテーマに、2019年に開業した愛知スカイエクスポの全館、約６万�屬鮖藩僂垢襦�
今年の「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ2020」はコロナ禍によって開催中止に迫られた。さらに東京五輪・パラリンピックの１年延期に伴い、これまで会場としてきた東京ビッグサイトが来年利用できなくなる事態にも見舞われた。
こうした中で開催に踏み切ることについて、海内会長は「2021年はぜひ開催してほしいとの意見を多数いただいた。出展社の技術開発の発表の場として、また食品産業界が抱える課題解決の場として寄与するため開催を決定した」とコメントしている。
「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ」は例年、国内外から約10万人が来場する（2019年ＦＯＯＭＡ
ＪＡＰＡＮ）
愛知は食品製造の事業所数が全国２位
「ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ」は例年、国内外から約10万人が来場するなど、アジア最大級の「食の技術」の総合見本市として知られる。出展社の多くも絶好のビジネス機会と捉え、ここに向けて新製品や新技術の開発に取り組む。愛知県での開催は初となるが、同県は食品製造業の事業者数・従業員数がともに全国２位とトップクラスにあるなど、中部・東海・近畿エリアで新たな取引先を発掘できる可能性は高い。
人型協働ロボットによる盛付け作業の実演風景（2019年ＦＯＯＭＡ ＪＡＰＡＮ）
愛知スカイエクスポは中部国際空港（セントレア）に直結する、日本初の国際空港直結型の国際会議・展示場として開業した。展示ホールは６つあり、総展示面積は約６万�屬汎�本国内では４番目の規模の広さを持つ。空港直結だけでなく、名古屋市内からは電車で約30分とアクセスしやすく、国内外の来場者を集めやすい。
日食工は開催に際し、政府や自治体、日本展示会協会が策定した「ＣＯＶＩＤ-19感染拡大予防ガイドライン」に従った対策を実施する。展示会実行委員長に就いた宮島昭治副会長（前川製作所執行役員）は「新しい開催様式のもとで会場と一体となり、安心・安全の確保に努める」としている。
中部国際空港（セントレア）に直結する「Ａｉｃｈｉ Ｓｋｙ Ｅｘｐｏ（愛知県国際展示場）」