レジ業務無人化の実証実験開始

 東芝テックと食品スーパーの近商ストア(本部大阪府松原市)はスマートフォン・映像解析技術を活用したレジ業務無人化の実証実験を4日スタートした。食品スーパーが抱える人手不足の課題解決につなげる。
 実証実験では、スマートフォンをPOSシステムとして利用する。レジアプリを搭載したスマホを買物客に貸与し、入店の際に2次元コードをスキャンして認証し、店内で自ら商品バーコードをスキャン、最後に専用会計機のバーコードをスキャンして決済する仕組み。生鮮野菜などバーコードがついてない商品はスマホの画面上で購入商品を選択する。不正の抑止などセキュリティ面で映像解析技術を応用できるか検証する。
 実証実験は「スーパーマーケットKINSHO松原店」(松原市)と「ハーベス上本町店」(大阪市)の2店で実施しているが、実験の参加者は近鉄グループの従業員と特別モニター会員に限定している。実験期間は4月12日まで。

             レジ業務無人化イメージ