福岡マミーズから22店舗を譲受け

 ラ・ムー、ディオなどのディスカウント食品スーパー151店舗を西日本エリアで展開する大黒天物産(岡山県倉敷市、大賀昭司社長)は、福岡県が地盤の食品スーパー、マミーズ(福岡県柳川市、葛西毅社長)から一部店舗を譲り受けると10月31日発表した。九州エリアで店舗展開を強化するねらいがある。
 マミーズが保有する30店舗のうち22店舗を大黒天物産が今後設立する100%子会社が引き受ける。マミーズは福岡県、熊本県、佐賀県、長崎県に展開している。前3月期の売上高は約135億円で、そのうち22店舗の売上高は98億9900万円。
 大黒天物産は九州エリアでは福岡県内に4店舗を構える。今回の譲受けは出店計画に合致したもので、「売上高の中期目標3000億円に向けた飛躍の一歩」(同社)としている。
 同社の前5月期の連結売上高は前期比5.6%増の1640億円と右肩上がりを続けている。