気仙沼に新工場を建設
気仙沼工場完成イメージ
ヤヨイサンフーズは宮城県気仙沼市に新工場を建設すること決め、５日概要を明らかにした。80億円の投資を予定している。
旧気仙沼工場は2011年３月の東日本大震災で生産停止となり、その後大牟田市の九州第二工場や気仙沼松川工場を新設して生産を移していた。
新気仙沼工場は旧工場があった場所から少し離れた高台にある赤岩港水産加工団地に建設する。着工は来年４月、2020年11月からの稼働を見込んでいる。
「自社工場の生産供給能力が限界に近付いていることから、将来不足が予想される生産能力に対応するため、新生産体制の検討を進めてきたが、気仙沼市内に最新鋭の工場を建設することにした」(同社)。
鯖の味噌煮など水産加工品を生産している気仙沼松川工場は新工場にラインを移し閉鎖する。
新たな気仙沼工場(仮称)は敷地面積２万299�屐７�物7317�屐Ｅ換�２階建てで延床１万2191�屐�水産加工品、介護食、水産カツ類を生産する予定。年間生産能力は6400ｔ。従業員は設立時150名程度を予定している。
「大震災後、清水工場や九州工場、長岡工場など他工場に異動していた従業員を対象に帰還希望者を募るとともに、現地採用も積極的に行う予定」(同社)としている。