アヲハタ（広島県竹原市、野澤栄一社長）はジャムなどの加工に適したいちごの新品種「夢つづき」を開発した。農水省から７月３日付で品種登録出願を公表された、と８月25日付で発表した。
農研機構（国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構、茨城県つくば市）と共同開発した。
生食用いちごの品種改良は盛んに行われているが、加工に特化した品種開発はほとんど行われていなかった。アヲハタは農研機構九州沖縄農業研究センターと共同で新品種開発に2008年から取り組み、「夢つづき」を開発した。ジャムやフルーツ調製品などの加工に適し、収量が多く、病気に強い。栽培が容易で収穫作業の省力化も可能。
国内で栽培される既存の加工用いちごと比べ�＿緬爾�長く、大果で果実が見つけやすく、収穫時の作業性に優れる��大果で果実が硬く、取り扱いが容易で収量性が高い�Ｃ査�病に抵抗性を持ち、育苗しやすい。
品種名は社内公募で選考し決めた。既に一部産地で試験栽培が始まっている。