ニチレイと日清製粉グループ本社が2005年中国山東省に折半出資で設立した検査会社「錦築(煙台)食品研究開発有限公司」は、国際的な試験所認定規格として知られるISO/IEC17025に準拠する規格「CNAS」(Chinz National Accreditation Service for Confomity Assessment)をこのほど取得した。中国合格評定国家認可委員会が審査、認可するもので、中国版IEC17025といわれる。取得の範囲は残留農薬試験における日本と中国、それぞれの法令等で定められた355農薬。今回の認証取得で錦築食品研究開発は試験所としての品質マネジメントが適切であり、試験の技術水準が信頼できることを公的に認められたことになる。
今後、業務拡大に必要な規格である中国計量認証「CMA」(China Metrology Accreditation)の取得をめざし、「将来は山東省周辺の食品検査業務を広く受託できるように努力していく」(両社)考え。