引退アスリートをモスに採用、独立を支援
「アスリート経営者 育成プロジェ
クト」のフライヤー
モスフードサービスは競技を引退したアスリートを採用し、加盟店オーナーとして育成するプログラム「アスリート経営者 育成プロジェクト」をこのほど開始した。アスリートのキャリア支援を行う��HERO MAKERS.（東京都渋谷区）と協業する。
独立・開業を前提に引退後のアスリートを採用し、入社後１年をめどに加盟店オーナーとして育成する。候補者はHERO MAKERS.が紹介するほか、広く一般からも募集する。
入社後は「モスバーガー」の店舗運営を行うグループ子会社のモスストアカンパニー（東京都品川区）に出向し、店舗で働きながら経営者として必要なスキルやマインドを学んでもらう。加盟金の減額や開業資金の補助など、資金面でも独立をバックアップする。
モスフードサービスは今年創業50年を迎えた。スムーズな事業承継による加盟店の若返りを進める中で、オーナー募集の一環としてアスリートのセカンドキャリアに着目。アスリートがスポーツを通して培ってきた経験は「人間貢献・社会貢献」を経営理念とする店舗運営に活かせると判断した。
アスリートが現役引退後の就職に苦労する問題は広く認知されている。今回の「育成プロジェクト」はアスリートの引退後の選択の幅を広げるとともに、キャリア形成を支援するねらいがある。