専門知識不要、食中毒菌検査が簡単に

 スリーエムヘルスケアは食中毒菌の大腸菌群や黄色ブドウ球菌、サルモネラ、腸炎ビブリオを誰でも、簡単に、すばやく検出する衛生検査製品「3M簡易微生物検出スワブCH30」を2日発売した。

簡単に、すばやく検出する

 食品工場の製造ライン、飲食店などの調理設備・器具、食品製造従事者の手指などの検査対象をスワブで拭き取り、24時間の培養を経て、培地の色変化により食中毒菌の有無を確認できる。
 スワブと液体培地、殺菌液は一体化しており、殺菌液と撹拌することで廃棄時に特別な滅菌作業は不要。形状はコンパクトなため、携行性も良い。
 多くの店舗や食品工場では微生物を指標とした衛生検査を外部に委託しており、判定まで日数を要するため、より短時間で衛生状況を把握することが求められていた。
 ぐるなびによる飲食店を対象とした調査(2011年度)によると、衛生検査製品で重視する点として「検査結果が確かであること」、「使用方法が簡単であること」、「短時間で実施・結果確認ができること」などが上位にあがっている。

検査対象菌の色変化による判定