国際食品・飲料展FOODEX・JAPAN2014が4日開幕した。千葉県の幕張メッセに2808社が3480小間の規模で出展。海外78カ国・地域からも参加して様々な食材、製品をアピールしている。米粉専門の「米粉パビリオン」には、機器・設備メーカーが出展している。
機器メーカーが集まっている「米粉パビリオン」
サタケはベーカリー店や道の駅などで導入を伸ばしている小型製粉機を展示しているほか、工場向けの大型米粉製造システムをパネル展示し、来場する米粉・食品メーカー、自治体、農業法人、醸造メーカーの相談に応じている。
大型米粉製造システムは独自技術である「調質式製粉プロセス」を採用し、効率のよい省動力で製粉を行う。気流粉砕方式の製粉機により、粒度のそろった、損傷でん粉の少ない、良質な米粉を製造できる。
西村機械製作所は「機能性の高い米粉・こだわりの製粉方法、自家製粉から製パン、製麺への活用」をテーマに、小型気流粉砕機を出展、玄米粉を使ったパンを試食提案している。「米粉食品の認知度は高まってきたが、米粉加工できる食品の特徴が活かせず、まだまだ確実に根づいていない」(同社)とし、製粉技術の現状と今度の方向性を示すことで、米粉にビジネスチャンスが秘めていることを訴求している。
同社は出展社セミナーを開催、6日には、「komeko50研究会」の萩田敏氏が「米粉特性と米粉食品加工の相性〜米粉調理のポイントと玄米粉フランスパンの試食〜」と題し、気流粉砕機で作った玄米粉の活用法をレクチャーする。
FOODEXは7日まで開催する。