マスダック、新型充てん機で生産性向上に貢献
マスダックは新型充てん機で生産性を向上させた「シュークリームライン」を出品し、全自動生産を実演する。
生地充てん機と中味充てん機を刷新した。生地絞りは新型ライン用充てん機「ユニバーサルデポリ」で行う。充てん時の同調方式を改良したことで充てんできる種類を幅広く増やしたほか、清掃性の向上や省スペース化を実現した。
中味絞りは単列式の新型ライン用仕上げシステム「ライトデポリ―」を使用する。本体装置だけでなく、着脱部品も小型軽量化した。商品生産の切替え時間や清掃時間の短縮につなげる。
焼成工程の電気式トンネルオーブン（バンドオーブン）は窓を大きくして炉内が見やすい構造にした。さらにＩｏＴ技術を使ったオーブンの予防保全機能「ＭＰＭシステム」を搭載した。�＿堝�状況のモニタリング、��異常発生時の通知、��リモートメンテナンス、�し遑渦鵑両�態報告を行う。緊急停止のリスクを回避し、安定生産を可能にする。
全自動どら焼機も刷新、部品を大幅削減
マスダックの主力機種でシェアトップの「全自動どら焼機」もリニューアルし、初出品する。１時間あたり2400個の生産能力を持つ機種を使い、バターどら焼きの自動生産を実演する。
プロダクトゾーン上にある整列ストッパーや上下生地の合わせ装置、調整ハンドルでチューブやボルトを削減した。これによって異物混入や労働災害リスクを低減する。生産性向上を図るためコンベヤなどの部品の取り付け、取り外しを容易にし、切替えの時間を短縮した。
モバックショウにはこのほか、新温度制御システムを搭載し、蒸し菓子の品質向上を実現した「ファインアップ ボックススチーマー」、小型どら焼機、タルトを１台で効率良く生産する万能製菓機「システムワン」、菓子の仕様や製造ラインなどに合わせて、単体でも組み合わせでも使えるユニット式充てん成型機「システムデポリ―」を出品する。ブース番号は829。
新型充てん機を搭載したシュークリームライン