高天井用LED照明が省エネ大賞受賞

天井高8mでも人感センサーが作動する
「Lumiqs BL-640」

 プロロジスは赤外線センサーメーカーのアイキュージャパン(滋賀県栗東市)と共同開発した高天井用LEDベースライトで2018年度省エネ大賞(一般財団法人省エネルギーセンター主催)の同会長賞をこのほど受賞した。
 高天井用LEDベースライト「Lumiqs(ルミックス)BL-640」は人感センサー付き。人やフォークリフトの動きに反応して消灯や点灯、滅灯する。最大の特長は天井高8mまで使用可能なこと。物流施設内の実証実験では既存のLED照明に比べて約56%、蛍光灯に比べて約81%の電力使用量を削減できた。
 省エネ大賞では、この省エネルギー性能が高く評価された。昨年10月には2018年度グッドデザイン賞も受賞している。
 同社の検証によれば、物流施設の照明1つあたりの作業滞在率は21%程度だという。不要時の消灯、滅灯は電気使用量の削減につながるが、先進的な物流施設の多くは天井高が5m以上あり、これまで5m超で動作可能な人感センサー付きLED照明は市場になかった。今回の製品は昨年5月に販売を開始し、茨城県つくば市に昨年9月に竣工した「プロロジスつくば1−A」に導入している。