ＮＥＷ電解水生成装置、１日８ｔ生成、次亜塩より便利
ホシザキ電機��（愛知県豊明市）は電解水生成装置ＲＯＸ−30ＳＡ/ＲＯＸ−60ＳＡを４月から発売する。従来機と比べ電解水の生成能力が大幅にアップしたのがポイント。
今までの殺菌方法と違い、電解水生成装置ＲＯＸで生成される強酸性電解水は、次亜塩素酸ナトリウムより塩素濃度が低くても、10〜60秒といった短時間で同等の殺菌効果を発揮する。
同時に生成される強アルカリ電解水は、水では落ちにくいたん白質や油脂などの有機物を溶解・乳化し、洗い流すといった洗浄効果をもつ。
ホシザキ北関東�螢院璽織螢鵐梓慙▲哀襦璽弃卆鹸浜�担当の三浦幸子主任は「強酸性電解水は次亜塩素酸ナトリウムとは違って希釈の必要がなく、常に一定濃度で注出でき、塩素残留もしない。この２種類の電解水の性質に合わせて使い分けたり、組み合わせて使えば、食品殺菌や調理器具の洗浄・除菌など、作業の効率化に優れた力を発揮する」と紹介している。
強アルカリ性電解水、強酸性電解水の１日の生成量は従来機の約2.8ｔからＲＯＸ−60ＳＡで約８ｔ、ROX-30SAで約４ｔに能力が向上し、大量に使用する施設に有利。強酸性電解水と強アルカリ性電解水をそれぞれ200Ｌ貯水できるタンクも装備され、電解水の大量使用を実現。多くの食材を扱う食品加工場に適している。
今までは電解水生成装置を設置する際に、本体とは別に酸性中和槽の設置が必要だったが、新型には本体内部に酸性水中和槽を内蔵し、設置作業もスピーディーで、スペースも最大限に活用できる。
また、蛇口をひねることなく、手をセンサーに近づけるだけで電解水を自動的に注出できるので衛生的。それぞれの電解水をライトで視覚的に区別することにより、強アルカリ性電解水と強酸性電解水の使い間違いを防ぎ、正しい衛生管理を行える。
オプションで離れた場所でも機械すべての操作が行える遠隔操作盤を設置できる。
原料は水道水、市販の食塩、電気のみ。ランニングコストは１Ｌでわずか0.4円ほどと経済的。
東京ビックサイトで開催された第37回ＨＯＴＥＲＥＳ ＪＡＰＡＮでアピールした。
電解水生成装置ＲＯＸ−30ＳＡ/ＲＯＸ−60ＳＡ