音声物流ソリューションのユーザー会設立

 音声物流ソリューション「Vocollect Voice」を導入している国内の30社、50施設を超えるユーザーと、その構築を担当したパートナーで構成する「ヴォコレクト・ヴォイス 日本ユーザー会」が発足した。

第1回ユーザー会の様子

 各ユーザーの構築経験や利用実態、改善効果、評価指標などを情報交換して様々な業態における音声ソリューションの活用方法を研究するのがねらい。
 音声物流ソリューションは海外で導入が進んでいるが、日本国内で利用する際に必要な機能を取りまとめ、ヴォコレクト社と機能拡張要求について協議する活動などを通じ、より高度な音声物流の活用をめざす。その成果の一部を公開して音声物流の普及と展開を図ることも計画している。
 ベンダーであるヴォコレクト社とは一定の独立性を保ち、ユーザー主体で運営する。ユーザー会の発足についてヴォコレクトジャパンの内田雅彦社長は「2006年に日本で事業を開始以来、個々のユーザーの活用事例が発表されるたび、導入を希望するユーザーが増えているが、ユーザー会が今回組織されたことは大変喜ばしい。当社は、ユーザー会と良い緊張感を保ちながら、ベンダーとしてより高機能な製品を提供し続ける。音声物流がいよいよ本格的な普及期を迎えることを確信している」と語っている。