児童養護施設に缶詰・レトルト食品を寄贈

 日本缶詰協会は児童養護施設に缶詰やびん詰、レトルト食品の製品寄贈活動を例年通り行なっている。寄贈品は会員80社が協力した。施設には商品が2月上旬までに到着している。

施設での食事の様子

 児童養護施設は全国に579カ所あり、0歳から20歳までの子ども、およそ3万人が入居している。同協会が製品を寄贈している施設は、この中から全国社会福祉協議会(全社協)の推薦選定を受けた50施設で、現在の入居者はおよそ3000人。
 2010年度に寄贈した製品は3万2010個。その内訳は、(1)水産缶詰、びん詰3750個、(2)果実缶詰4620個、(3)野菜缶詰1380個、(4)食肉・調理缶、びん詰3012個、(5)ジャム類720個、(6)飲料缶詰、びん詰3932個、(7)レトルト食品1万0848個、(8)デザート類2698個、(9)ベビーフード450個、(10)その他の食品(調味料など)600個。
 児童養護施設は公営、民間の施設があるが、特に民間の施設では運営資金に困窮しているところが少なくない。「このような事情にある児童養護施設に日常食としても保存食としても重宝できる缶詰やびん詰、レトルト食品を寄贈することで役立ちたい」(同協会)として、寄贈活動を実施している。
 寄贈活動は99年度から実施しており、今年度以降も引き続き社会貢献活動として実施する。