全農と魚喜が業務提携、水産部門強化へ

 JA全農(東京都千代田区、成清一臣代表理事理事長)と魚喜(神奈川県藤沢市、有吉喜文社長)はJA全農が全国に展開するAコープ店舗の水産部門の強化に関する業務提携について合意した。
 今回の業務提携により、(1)全国Aコープ協同機構加盟店舗に魚喜のテナントを出店、(2)JA全農と魚喜による共同仕入れ(3)水産売場の展開におけるノウハウの共有――を行い、Aコープ店舗の水産部門の強化を図る。
 JA全農とAコープ店舗の運営会社で組織する「全国Aコープ協同機構」の加盟店舗を中心に、水産部門で高品質な商品展開力と運営ノウハウを持つ魚喜をテナント事業者として起用した。Aコープ店舗の水産部門の売場改善を進め、地域消費者のニーズに応える。
 JA全農と魚喜は共同仕入れを行い、双方の店舗での仕入れメリットの獲得と、相互物流網を活用したコスト削減を図り、手頃な価格と充実した品揃えを提供する。
 鮮魚専門店を全国に約50店舗展開する魚喜が有する水産売場の運営ノウハウを共有化するため、魚喜店舗へ全国Aコープ協同機構の加盟店舗のスタッフを派遣するなどの人事交流を進める。また、魚喜の要員をAコープ店舗に派遣し、仕入れや品揃え、商品・売場づくり、商品MD、接客サービスなど売場運営の機能向上を図る。