日本能率協会は「ハラールビジネス入門セミナー」を東京芝公園の協会研修室で10月17日開催する。日本ハラール協会の理事で監査人（食品技術）の伊藤健氏が講師を務め、巨大市場イスラム圏におけるビジネス拡大に必須のハラールの基本を講義する。

　世界的にイスラム教徒の消費市場が拡大しているが、日本でもイスラム市場の動向、増加するインバウンド市場に急速に関心が高まっている。ハラールに「どう取り組むか」は、大きなビジネスチャンスとなりえる。しかし、「イスラム市場進出を考えても、商品を売る方法がわからない」、「品質管理はどうすればいいのか」、「イスラム圏からの観光客の増加に伴い、どう接客・サービスを提供すればいいのか」など疑問を抱えている企業が多い。そうした疑問に答えるため、今回のセミナーはハラール協会のエキスパートが登壇し、インターネットや本での情報収集ではわかり得ない、ハラール最前線の事例を交えて解説する。
　プログラムは（１）ハラールとは−その意味とよくある誤解、（２）世界のハラール事情−巨大市場イスラムマーケットの成功ポイント、（３）ハラール認証制度の各種について、（４）ハラール対応および体制構築のポイント、（５）訪日する海外からの観光客への対応、（６）コスメ・トイレタリーにまで広がるハラールマーケットの今後――で構成する。
　参加費は同協会法人会員１名３万4000円、非会員３万9000円。プログラム内容の問い合わせは同協会ＩＳО研修事業部（TEL:03-3434-1242、FAX:03-3434-1243）、参加申し込みはＪＭＡマネジメントスクール（TEL:03-3434-6271、FAX:03-3434-5505）。