新潟本社工場のホットケーキライン本稼働
昭和冷凍食品、直径13ｃｍの大型差別化サイズも
昭和産業グループの昭和冷凍食品（新潟市、山科裕道社長）は新潟本社工場に新設したホットケーキラインを本稼働、出荷開始した。５月の連休明けにライン敷設を完了し、テスト操業を続けていた。専門メディアをこのほど現地に招き、正式に披露した。（一部既報）
家庭用、業務用のホットケーキミックス粉では市場Ｎｏ.１の実績を持つ親会社、昭和産業の経営資源、技術、製粉ノウハウなどを活かしており「冷凍ホットケーキで先行する他社製品を凌駕する品質に仕上げることができた」（山科社長）と自信を示している。
ホットケーキ成型機
生産するのは�，佞鵑錣螢織ぅ廚離曠奪肇院璽�と、�△發舛發船織ぅ廚離僖鵐院璽�。ホットケーキとして通常流通しているレギュラーサイズの直径10ｃｍ（約30g）と、市場では珍しい大型サイズの13ｃｍ（約65g）の２種類ある。
調理冷食を手掛ける第２製造課のラビオリ・ワンタンライン（Ａライン）とたこ焼き・プチケーキライン（Ｂライン）の間に新ラインを敷設した。生地を焼成した後、生産計画に沿って、製品はＡラインのフリーザーにも、Ｂラインにもつなげられるのが特徴。フリーザー２基で３ラインの製品に対処する設計。
現状の生産能力は大判で毎時1700食（枚）、レギュラーサイズで3500食だが「ライン稼働に習熟すれば、生産能力はもっと高められる」（同社）。
ホットケーキ、パンケーキはレンジ加熱するか、自然解凍でも提供できる。当面はベーカリー店、外食店、学校給食などが主力販路だが「食品メーカーや有力販売チャネルからＯＥＭ生産を受託する可能性も高い」(同社)と期待する。
レンジ加熱するか自然解凍の手軽な処理で、上にバター、メープルシロップ等をかけるだけで提供できるが、同社では、様々なフルーツとクリームなどを乗せるスイートケーキや、中にソーセージ・野菜・炒り卵などをロール状に巻く食提案も行う。
ホットケーキ焼成横から
昭和冷食のホットケーキ調理例