ニチモウ100％子会社のニチモウバイオティックスは、同社が開発した発酵大豆素材の発酵大豆培養物「イムバランス」を花粉症改善用素剤として10月３日、特許庁に特許権設定登録した（特許第5624706号）。

　花粉症予防効果の臨床試験で、くしゃみ、眼のかゆみ、なみだ目、鼻水、口蓋・喉の腫れの症状の改善が確認された。
　同社は2006年２月〜４月、スギ花粉（ＪＣＰ）を有する６人の被験者にオープンラベル臨床試験を実施。１日あたりの経口量1.0〜2.0gのイムバランスを３カ月投与し、前年のＪＣＰ臨床症状を日本の2002年版鼻アレルギー診療ガイドラインで自己評価したところ、花粉シーズンのピーク期で全体平均症状スコアが前年と比べ改善した結果が得られた。花粉シーズンのピーク期のくしゃみと鼻汁の平均スコアも改善した。
　同社では「花粉症で困っている人にお勧めしたい」としている。