マルトモはクラゲコラーゲン抽出物質が生体内において免疫効果を有することを確認したと、福岡市で3月27日開催された日本農芸化学学会09年度大会で発表した。愛媛大学農学部の菅原卓也准教授との産学共同研究。
クラゲコラーゲン抽出物を1カ月間マウスへ経口投与することで、血中抗体量の上昇が認められ、生体内において免疫促進効果が確認された。また、アレルギー状態にしたマウスに経口投与した結果、血中のIgG、IgM(いずれも抗体の値)濃度が有意に上昇し、抗体生産促進効果が認められた。さらに通常の免疫活性化に対する促進効果がある一方、アレルギーの原因抗体であるIgEの酸性は促進しないことも確認できた。
マルトモはクラゲの年間取り扱い量約1000トンで、日本有数のメーカー。